2020年度 卒業生4名
卒業生の研究テーマ(一例)
◆水稲兼業農家が農業を継続するために:収益性向上に向けた米の販路選択
農家の経営をよくするにはどうしたらよいのか?稲主業農家の実態から方策を検討する。
◆キノコ生産者における廃培地のたい肥化と販売
キノコの廃培地はたい肥化することで、産業廃棄物を削減し、コスト削減を意味する一方、流通の課題を抱えている。この問題をビジネスにして解消している企業の実態とは?
◆6次産業化を行う農外参入企業と地域
農外参入企業の課題として、地域との関係が指摘されてきた。6次産業化はその解消策という視点からとらえることができる。
Students
2021年度 卒業生5名
卒業生の研究テーマ(一例)
◆新規就農者による農業のあり方と農地の確保
農業をゼロからスタートさせる新規参入者。農業に何を求め、どのように農地を確保しているのか?
◆観光農園を事例とした農村空間の行動様式
農村地帯はモノ(農産物)の生産・消費の場から、コト・空間が消費される場に移行している。その実態とは?
◆継業の成立要因 キャンプ場と起業の組み合わせ
Iターン・Uターン者はどのようにキャリアを活用し、地域社会とのつながり、既存の地域資源に革新をもたらしているのか?
◆自給的な農産加工活動の運営と課題
農村地場農産物を消費し、食文化の継承にも貢献する自給的な農産加工活動。公共施設はどのように運営されているのか?
◆養鶏業者による飼料米利用の意向
政策的に推進されてきた飼料用米の生産と利用。小規模な養鶏業者ではどのような飼料を用いているのか、飼料用米は求められているのか?
2022年度 卒業生6名・修了生2名
卒業生の研究テーマ(一例)
◆大豆生産者・仲介者・加工業者の関係
地場産大豆は、生産後どのようなプロセスをたどり、豆腐加工業者まで流通しているのか?金銭と情報の流れとともに明らかにし、「地産地消」を取り巻く関係者の課題を検討する。
◆新規就農者による経営耕作面積の拡大と社会関係の構築
農地の確保には「信用」が必要と指摘されている。新規就農者の経営面積拡大と地域の役職はどのように関係する・しないのか?
◆有機稲作地帯における小規模乾燥調整施設の意義
有機農法や自然農法を用いる農家は多様な品種を小規模に生産する。大型のカントリーエレベーターは地域には即さず、小規模ライスセンターが重宝される。実際にどのように運営され、どのような課題があるのか?
◆植物工場におけるアントレプレナーシップ
農村地域の産業の低迷が懸念されるなか、起業に期待がかかる。植物工場における薬用の桑生産と、加工により収益化を進める県内の事例に、起業支援のあり方について検討する。
2023年度 卒業生4名・修了生2名
卒業生の研究テーマ(一例)
◆山間部稲作経営体の労働環境と従業員の職務満足の実態
農業の雇用定着率は総じて低い。農業の現場で働く従業員は何から充足感を得て、何に不満を感じているのだろうか?
◆移住者による家庭菜園の実現と継続
農ある暮らしを求めて移住を希望する都市住民が増えている。しかし、実際に家庭菜園のハードルは低くない。コミュニティ農園の事例を通じて家庭菜園に向けたサポートについて考える。
◆地場産豆腐の販売及び消費における実態と課題
地場大豆を用いた豆腐は地元の人たちや生産者からどのように評価されているのだろうか。
◆若手農業者グループの運営体制と活動
若手農業者をグループ化して育成を図る自治体の支援のありかた、地域の担い手のはぐくみ方とは。